social design game
「まち」と「人」のインターフェースをデザインする。
◆まちづくり×ボードゲーム
まちづくりの現場で10年以上働いて、感じたことがあります。
「まちづくりは真剣に考えなければならない。」
「まちづくりは難しい。」
「まちづくりは専門的な知識が無ければ参加できない。」
そういった偏見がまちづくり(まち育て)への参加のきっかけを奪っていることが実態です。
本来、【まち】と【人】はとても近い存在でした。
しかし、今は遠い。
毎日を過ごす中で、どれだけの人が【まち】について考える時間があるでしょうか。
良いまちをつくる(育てる)ためには、【まち】と【人】の距離を近づける必要があります。
どうすれば良いか考えました。
①誰でも、②気軽に、③楽しく、【まち】について考えることのできるツールを作ろう!
そうして生まれたのが、「ソーシャルデザインゲーム」構想です。
◆ソーシャルデザインゲームについて
まちづくり、環境、教育、政治など、通常「難しい」とされるテーマを、
誰もがあそべる【ゲーム】に落とし込むことにより、
楽しみながら社会課題について考えてもらうことを目的としています。
ゲームを体験することにより、プレイヤーは「自分たち事」として、社会課題に向き合うことになります。
machi-kuは本ゲームを通して、まちづくりへのインターフェースを拡げることをミッションとしています。
◆ご依頼の場合
基本的には、それぞれのケースに合うようにオーダーメードで制作しています。
また、場合によってはそれらの周知手法についてもご提案をさせていただきます。
概ねのスケジュールは以下のイメージです。
あくまでも一例ですので参考までにご覧ください。
【単発ワークショップの一例】
ワークショップの2ヶ月前頃。
まずはご相談(無料)
↓
契約成立(ここから有料)
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ゲーム内容の検討開始
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1案の提案(打合せ2~3時間)
↓
方向性が定まり次第、ゲームアイテムの制作スタート
↓
※必要に応じて修正案の確認(打合せ2~3時間)
↓
ワークショップ当日(3~6時間)
◆これまで制作した作品
#1 移住シミュレーションゲーム
「移住」をテーマにしたゲームです。
昨今、国内では地方移住へのニーズが高まってはいるものの、
ハードルが高いという『イメージ』が先行しています。
そこで、本ゲームではゲームを通して「移住」を『シミュレーション』することを目的としています。
「移住」をする際に重要な要素である「居住地」と「職業」を選択しながら
22歳から40歳までの人生を体験することにより、
「自分はどこに・なぜ移住したいのか?」
「移住ができない理由はどこにあるのか?」
自分のプレイや他のプレイヤーのプレイを通して、そのような疑問に対する気づきを得ることができます。
#2 ソーシャルベンチャー シミュレーションゲーム
都心と地方の「二拠点居住」をテーマにしたゲームです。
二拠点居住をする際に重要となる、「収入」=「仕事の作り方」を『シミュレーション』します。
その土地なりの課題を抱えた様々な相談者にプレイヤーは課題を解決する提案をします。
提案の内容に応じて、相談者は優劣を付け報酬を配分します。
良いアイデアを生むためは資源カードが重要です。
ただし、気をつけなければならないことは、優れた提案が必ずしも選ばれるわけではないということ。
相談者のことを理解し、想像することが大切です。
#3 ライフスタイル妄想ゲーム
#1と#2よりも、さらにライトな層をターゲットにしたゲームです。
「まずは、単純にあそびに来てもらうだけでも良い」という自治体の思いを受け、作成しました。
春夏秋冬をイメージしつつ、そのまちならではのライフスタイルを妄想し、
最も素敵なライフスタイルを過ごしたプレイヤーを選ぶゲームになります。
カードを組み合わせて妄想することにより、それまで自分の中に無かったような興味・関心が湧いてきます。
他者のプレゼンの中に、自分の本当の興味が隠れているなど、多くの気づきを得られます。
#4 川崎景観ゲーム
「都市景観」という分かりにくいテーマを、市民に親しんでもらえるようなゲームを開発できないか?
そういったテーマから構想がスタートしました。
川崎市から委託を受け、市民参加のワークショップ形式をご提案。
ワークショップメンバーの公募を行い、定員に対して倍率7倍の応募をいただきました。
その後、メンバーと数多くのワークショップを実施し、ゲーム素案が完成。
ワークショップメンバーの意見は「市民目線」ということで、今度は「専門家目線」の意見を集めるために、複数の大学を巡り、意見をいただきました。
最後は子どもの意見を、ということで、小学校へ訪問したり、グランツリー、ラゾーナ川崎といった大勢の人が集まる場所で体験会を開催。
たくさんの意見を束ね、一つのゲームが出来上がりました。
今後、市内のこども文化センターに配布される予定です。
#5 憲法ボードゲーム
「憲法」ってゲームにできない?
そんな相談を受けたところから始まったプロジェクトです。
ゲームの詳細については下記をご参照下さい。
2019年5月に開始したクラウドファンディングでは、192人の支援により目標金額の456%(1,370,500円)の資金を集めることができました。
2019年10月より一般発売しています。
→直販:メサ・グランデ
→通販:あすわかHPより
あすわか弁護士とコラボした「憲法ボードゲーム体験会&憲法トーク」というイベントも開催しておりますので、
お気軽にご相談ください。